なぜ控訴をするのか。 [新聞記事]
2016.11.1
大川小学校の保護者と県・市が争っている。
裁判はお金が絡むから黙って飲み込むことはできないのか?
しかし、控訴という選択はないのではないか。控訴することで、誰が利益を得るのか。三方丸く治まるわけがない。どこも治まらない。苦悩の引き延ばしだけだ。
やはり、現職の市長等々、役人側のメンツがそれを阻むのか。ちっぽけな誇りは、亡くなった方々にとっては何の意味もなさないことを知るべきだ。
それともう一つ。それは保護者側。金銭的な賠償の問題だが、これは取り下げるべきだろう。誘導が後手に回り、多くの命が奪われたことは否定しないが、先生方が故意にやったものではない。あのとき、日本中がいっぱいいっぱいだったことを思い出してほしい。
ほかに多くの方々が亡くなったということを思うにつけ、学校側の過失を認めさせたのだから、それ以上は求めないことだ。それが亡くなった方々への最善の鎮魂にもなるのではないだろうか。
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