初心者のFX:やはりスワップ狙い安全かもしれない、というお話(5) [マネー]
2016.10.17
前回は失礼したようで、意味不明な文章が散見された。誠に申し訳ない。一応、訂正したので、再読していただければと思っている。
・・・続き。
……ということは取引単位を多くすれば、その分、利益は増えることになる。
1万通貨を10万通貨に、20万通貨に、30万通貨……そして100万通貨にしようという欲望が出てくる。しかし、その分、リスクも高くなっていく。
ここからが本当の意味でのFXの工夫と辛抱が必要となる。
それはどんな工夫と辛抱なんだろうか。
(数値はざっくりした計算しやすい値を書いてある。考え方だけをお読み取りいただければと思います)
【工夫】
購入資金と回転資金の違いについて理解しておく必要がある。
あなたの総資金には購入資金と回転資金が混ざっているはず。
・1万通貨を購入すれば、3万6,500円が総資金からマイナスされるので、100万が総資金なら96万3,500円が残り、それが回転資金となる。
・10万通貨を購入すれば、36万5,000円が総資金からマイナスされるので、100万が総資金なら63万5,000円が残り、それが回転資金となる。
・100万通貨を購入することは、できない。100万円が総資金なら、幾らまでなら購入できるか、その上限は27万通貨まで。しかし、回転資金は1万4,500円しかないから、6銭下がればロスカットはなる。(理由:27万通貨は1銭下がるとマイナス2,700円、つまり、6銭下がるとマイナス1万6,200円で赤となる。)
1万通貨の場合、100万を保証金として入金しておけば、OKと書いたが、10万通貨の場合はどうか。1銭下がると1,000円のマイナス。10銭下がると1万円のマイナス、1円下がると10万円のマイナス。回転資金は63万5,000円しかないから、6円下がるとギリギリとなる。
6円の下落がいつごろ、どのタイミングで来るかはチャートを見ると、大方の予想はつくかもしれない。チャートを見つつ、自分の心の拠り所をそこに求めるしか方法はない。チャートは精神安定剤かもしれない。
【辛抱】
したがって、購入は下がるのを待つ。
それはいつか、過去追いは誰でも間違いなくできる。2000年10月の41円80~90銭近辺が最安値。このときに1NZDを購入していた人がいたら、今は30円アップ、スワップ16年分(40円/日×365×16年=23万3,600円(スワップ値は変動あり、しかし、40円を下回ったことは少ないので40円とした)をいただけることになる。
タラレバの話で申し訳ないが、100NZDをそのとき買った方は、3,000万+2,300万の資産価値を得たことになる。3,000万円は41円が71円になったことによる利益。2,300万円はスワップ金額【40円×100(万通貨)×365(日)×16(年)】=2,336万円
そして、100NZDを売らない限り、スワップはずっと続いて獲得していけることになる。(NZDが1円になったとしても、保証金に4,000万残しておけば、ロスカットには遭わずに済む)
つまり、FXの鉄則は安いときに安く買え。それまで待つ辛抱が大切だということかもしれない。
しかし、なかなかそれができない。
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