過労死とリストラに負けてはいけないよ

2016.10.11

21年前のリストラ進行中の手帳が出てきた。
自分の人生の中で、特に自慢できるものはないけれど、あえて言えば、リストラに遭ったことかもしれない。

恥ずかしながら、「リストラ」という言葉が一般的になる前だから流行の先端というやつで、やはり特記事項の一つかもしれない。1995年の社員手帳。もう21年前か、早いもんですね。人生、油断とするあっという間です。社是は「価値ある豊かさの創造」。売上目標1,500億円。懐かしいぜ。

私のリストラはこうだ。

この年の8月、エリアマネージャー（本部では部長をやっていたらしい）から定例の面接があり、突然、彼は「幕張に研修、行ってくれ」と言い出した。「はっ？幕張……ですか」、「うん、後は茂原、その後はまた連絡する。」

詳しいやり取りはよく覚えていないけど、多分、こんなやり取りだったと思う。組織内にいるとね――（こいつ、おれのこと嫌っていると思っていたけど、やっぱりそうなんだ）――と心のつぶやき。わかっていても、どうしようもできないね。ネコに睨まれたネズミそのもの。「職位」で仕事をするな――退職するまでは、よくこの言葉を心の中で叫んでいたね。

その後は、西千葉１週間、茂原２週間、西千葉１か月、成田美郷１か月、木更津１か月、西千葉１週間、志津１か月――ここで12月25日のクリスマスの日。ここから先の記載はない。そして、新年度の手帳もない。しかし、その後約半年間たらい回しは続いた。

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