監査をしてきた。

2016.9.6

半年前、マンションの管理会社から監査人をやってくれないかと依頼を受けた。誰もいないらしいので、快く引き受けた。

そして、今日がその監査をする日。管理会社まで出向いて監査をしてきた。私自身、監査などやったこともなく、ただただ、世間で言われている使い込みがないことだけをチェックしてきた。通帳の残高証明書、銀行発行の原本と記載金額をチェックしてきた。あとは総会を待つだけ。

そして帰路についたわけだが、またまた車内での出来事。

20代ぐらいの女性が大きなキャリーバックを持って座っていた。友達とは別に座っている様子。

彼女の足元をコロリコロリと音を立てて何かがキャリーバックの下に入り込んだ。

彼女はバックを前後に動かしながら、それを確認。オロナミンＣの空きビンであった。

彼女は何事もないように、その瓶をバックの下に転がしたまま携帯をいじっていた。

彼女は私と同じ駅で下りた。この電車の行き先は成田なので、私はてっきり、これから出発するのかと思っていたが、そうではないらしい---ということは日本人か？

彼女が席を立ったとき、前に座っていた中年女性が、すかさずそれを拾って、ホームに下り、ごみ箱に捨てた。

すばらしい。日本人は、やはりすばらしいとつくづく思った。

残念ながら、キャリーバックの女性が日本人か、中国人か、朝鮮人かはわからなかったし、オロナミンＣを拾った方も何人かはわからないから、この話の落ちはないのだけれど、やはりそういう行動は称賛に値するね。

チマチマとしたことで世間を狭くするよりも、大きな気持ちで、周りを包むような気持ちで行動することも大切なんだなとつくづく思った次第。

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