母の話(5)-介護にも段階がある [母のこと]
2016.8.22
そして、時は過ぎ(とはいえ、たった2週間ぐらいか)、母はだんだんと一人では歩けなくなった。シモのほうも自分ではできなくなってきた。
おむつは必携だ。それに伴って介護の方法も少しずつ変わってくる。ヘルパーさんとの連絡が必須になる。
極端な話をすれば、以前はご飯さえ用意すれば、あとは帰ってきてしまっても何の不都合もなかった。食器も自分で洗って片づけていたし、トイレも歯磨きも戸締りも全部自分でやっていた。
しかし、ここにきて、おむつの交換、食事の用意と口元への運び、トイレの介助も必要だ。
3日に1回は、お尻周りのシャワーはしてあげないとかわいそうだし、排泄は小便ばかりではないし・・・。
介護仕様は、自分で立って歩ける場合と歩けない場合、はたまた寝たきり一歩手前とでは全然違ってきてしまう。
食事も自発的にできればいいが、それができなくなるとヘルパーさんは時間が動くわけで、彼女のペースで食事に付き合うことになると、1時間は優にかかってしまうわけで、そこは見切られてしまうという切ない話だ。
そこは家族が見守り続けなければならなくなる。
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