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天皇のお気持ち [新聞記事]

2016.8.9 

生前退位のニュースが流れた。

誰かがコメントで「第二の玉音放送」だと言っていたが、街の様子を見ていると、意外と皆さん興味をもっているんだなと驚いてしまった。

私たち戦後世代は、直接天皇と関係することはないので、結構離れた、別世界の人、お正月ガラス戸越しに手を振っている人ぐらいの人たちとしか認識がないのは正直な気持ちであったが、年とともに、天皇の存在というか、人としての天皇のお気持ちは、若いころのそれより寄り添う形になってきたことは確かであった。3.11のこともあり、今回、天皇の映像を見るにつけ、いよいよ、彼と同心化しつつある自分に気がついてしまった。

そうだよね。トイレだって近くなるし、寒い中市民の歓迎を受けつつも、ご本人はトイレの心配をしているだろうに、周りの人間は、「御不浄はあちらでございます」とか、「御不浄のご用意はよろしいですか」なんて恐れ多くて聞けるわけもない。でも、天皇だって人間で大も小もするわけで、その辺のセメギワイを私は心配をしてしまった。

しかし、昭和天皇崩御のときは、一般国民の我々は全く関係はなかったけれど、皇室関係者等々は、何カ月も喪に服しなければならず、公務の多くは止まったままであったことは事実のようで、そこに関して天皇は心配りをしているらしい。

あと政治家は、政治的に利用され得る前例として、あのとき「生前退位」させれたからという話になっては困るという話もあり、その辺は、天皇のお気持ちとは遠く離れ、政争の具となってしまい。甚だ悲しいことだと言わざるを得ない。

しかし、平成の天皇は、100%「象徴の天皇」であり、日本は核を持たない平和絶対主義の国であったと、後世において、我々の誇りとなることは確実である。


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