Ｋ．Ｏコンサート [生活]
私のようなジジイになっての譲れないものがある。好きなことは特にそうだ。いろいろと譲れないものがある中で、歌についても譲れないな。
いわゆる流行り歌の類なのだが、自分の琴線に触れるのだから仕方がない。メッセージ性も強く、自分を勇気づけてくれる曲も多い。結構好きだ。長いこと彼の歌がバックボーンにある。
だから神戸まで行ってきた。
オリジナルが10曲ほど貯まるとコンサートをする。彼はいつもオリジナルしか歌わない。正確に言うとユーチューブなどでも歌が出ていたのだけれど、著作権侵害ということですべてカットされてしまった。
「粉雪」、「Automatic」「ひこうき雲」なんか歌わせると「ぐっ、グッ」とくるけど、コンサートでは彼は自分の歌しか歌わない。もちろん、ヒット曲も何十曲？とあるから、コンサート構成は十分できていてファンクラブの端くれとしても飽きることはないし、会場も皆さんも乗りに乗っているので同じ気持ちなのだろう。一番の安心なことは、客に押しつけないことだ。これって結構大切なんだなと思う。年をとると余計にね。当のご本人は昔の気持ちなんだろうけど、時は流れていて、ヒット曲をつくれないジレンマがあるんだろうから、ついつい押しつけ的な態度が出たりしてね。１年ぐらい前、ジュリーの件、ネットに載っていた。
コンサート中、シャベリは３時間のうち10分もない。ほとんど歌いまくっている。
今回のツアーの初日は静岡だったのだけれど、ツアー初日ということもあって、こんなに歌って大丈夫？ もうちょっと私的なこともしゃべってほしいな。いつもより飛ばし過ぎじゃん。なんて思ったりもして、まあ、ファンとしては、歌が足りなければもっと歌ってほしいと思うのだろうし、今回のように歌ってばっかりだと、「えっ、もう次の曲、これはなんという題名だっけ？」と思い出す時間をも与えられずに、次から次という状態。アンコールも２回といつもどおりで満足満足。
しかし、今回の神戸はちょっとお客さんとの受け答えもあったりして、音響的にも調和がよくて聞き手もラクチンな状態でした。
神戸もゆったりした町のようで、車窓からの芦屋もちょっと見、いい感じの家並みも見えて、住んでみたい街の一つでもあったりして。
チケットは結構人気で、なかなか買えない。仕方がないのでファンクラブに入った。いい年をしてと言われるかもしれないが、これといって道楽がないので、これくらいはご容赦願いたいと上さんにお願いして、いつも同伴してもらっている。
彼は６０歳代後半だから、いつかコンサートが中止となる。自分がだめになるか、彼がだめになるか競争となっているんだと、いつも暗くなった宴の後の暗い道を暗い気持ちになりながら帰ってくる。
さて、そのコンサート、明後日は埼玉アリーナに行ってくるぞ。
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