下げ相場がちょっと変わった(90)

第90回  下げ相場が少し変わってきた。

先週末の相場は、売りポジションをとると、あっと言う間に20銭から100銭下がることがあったので、それに合わせて売りポジションをとり続けた。買いポジションを持ったまま傍観するだけでは、「時価評価損益」が膨らみ続けることになるからだ。「損益」と書いたが、「損」のみだ。「預かり金残高」よりも「時価評価損益」(赤でマイナス表示)が増えてしまえば、やはりそれはロスカットになる。  これはやってみないから確かなことは言えないが、持っている金以上の支出は、通常の商取引ではあり得ないこと。マイナス金利的発想は、ここでは通用しない。

ということで、売り買い2つずつのポジションを持ちつつ、もう一つ売りをとり、それで売買を進めた。

この3日間で何百万のプラスを生んだが、買いポジションのマイナス分に少しでも追いつかなければいけないから楽観はできない。

今後の見通しとしては、上記同様、残債幅を少しでも少なくする取引を続け、買いポジションとの相殺で、ゼロに限りなく近くなったところで決済をすることになる。これで弊社の今年度(2か月経過)の売り上げは、再び0となり再出発となる。

なぜなら、買いポジションの値122円には、到底ならない情勢が続きそう。先程、米国の金利は、あと3回上がるという報道があったが、それが現実味を増すには、時間がかなり必要だ。

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