国民年金について

まずは生きることについて。

人間はずっと生きていかなければいけない。
20代、30代、40代はあっと言う間。
50代徐々に時の流れが遅くなっていく。
60代になるともっと遅くなって、
70代になると、きっと止まっているような錯覚を覚えるのかもしれない。
時はみんなに平等に与えられた権利に違いないのに。

何で遅くなるんだ？
それは多分、辛いことが段々多くなるから。

ショウウィンドに移る姿、ブティックの鏡に移る自分の姿、うっとりするかしないかは人それぞれだけど、写る自分の姿をみんな誇らしく思って見ている－－これは自分も含めてね。

モデルでもないし、誇れる部位はお世辞もあるとは言えないけれど、みんな若さがカバーしてくれて、何とか見られるシルエットが歩道を移したガラスに移っていた。
それに楽しいことばかり、落ち葉が舞っているだけで、楽しくなるのような時の流れ。それが若さだ。
世の中は、すべて自分中心、自分の思いどおりに動く。だから世の中は変えられる。
そんな力が自分にはきっとあるんた。そんなことばかりを考えていた。

しかし、今は違う。移っている自分の姿なんか見たくもなくなった。見苦しくなった自分の姿なんか見たくもないんだ。それが時という残酷な贈り物だ。時は平等だと書いたけれども、20代の人が40代になるように、40代は60代になるということだ。

20代の人だって20年経てば40代。7300日経てば40歳代。

たった7300日。

じゃ、１万４６００日経てば６０代。
あっと言う間の人生です。

もし、あなたが正社員でなかったら、ちゃんと国民年金は払っているんだろうか。

「おれたちのころ、国民年金なんて払ってもらえないんじゃないの。」
と払っていないことを正当化しようと若者は言う。

それだったら日本は終わっているよ。君の大好きな日本は終わっているよ。

多少少なくなる。それは確実。しかし、年金は日本国がある限り払い続けられる。
それより問題は、みんな年金をちゃんと払っているだろうか。
払わなければスタートラインにさえ立てない。

その怖さは、この次に。

タグ：人生について 時はみんなに平等に与えられた 年をとる ショウウィンドに自分の姿を 誇らしく思って モデルでもない シルエット 落ち葉が舞うだけ 自分の思いどおり 世の中は変えられる たった７３００日 正社員 日本国がある限り スタートライン