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マイナス金利の成否(72) [マネー]

第72回 日銀の金融政策決定が下った。マイナス金利政策。(今日は固い話です)

やはりびっくり。
日銀の政策決定では4対3だったとか。反対の審議委員は「実体経済に大きな効果をもたらすとは判断されない」、「資産買い入れの限界と誤解されるおそれがあり、混乱を招く」ということで反対。

銀行は日銀にお金を預けると今までは0.1パーセントの金利をいただけた。それが、今度は-0.1パーセントとなる。つまり1万円を預けると10円を引かれて戻ってくるということか?

なら誰も日銀に預けない。もっと利ざやの稼げるところに貸す、投資をすることになる。

私たちが銀行に借金をして車を買うとなると、1パーセントとか、3パーセントの手数料を支払う。
それがどんどん盛んになり、借りて借りてとCMが盛んになるということか。銀行間でも競争があるだろうから、より安く国民に提供するようになる。市中にお金 が回るということらしい。
 マイナス金利が市中で広がれば、借金する人かるから、設備投資や住宅購入を促進する効果が考えられる。巨額の借金を抱える国の財政も楽になる。個人消費を刺激することも期待されるということか。

お金は果たして、目論見どおり、そう動くのだろうか。利ざやの稼げるところは、どこだろう?

マイナス金利導入を受け、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは一時0.09%に急低下(債券価格は上昇)し、初めて0.1%の節目下回った。少しでも利回りが確保できる債券に資金が向かったためだ。

さて、来週以降、どう変化するか。日本を、世界を注目したい。
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