税務申告－個人の場合(59)

第59回　個人の税務関係の注意点

個人でＦＸをやっている方の納税の注意点を書きたいと思います。

株とか、信託をやっている方で、「特別口座」の方は源泉徴収されていますから問題はないですね。２割を引いて利益をいただく。

ＦＸの場合、株取引で言うところの「一般口座」になりますから税金は引いていない。
したがって納税義務が生ずる。

単純に２割です。若干、経費も認められますが、そこの詳細は専門家のページをご覧いただければと思います。詳細はこちらhttp://www.uedaharlowfx.jp/contents/tax/

特に注意いただきたいことは、
「損失繰越控除の適用を受けるためには、先物取引の差金等決済に係る損失についての明細書等の添付が必要、その後も連続して確定申告を提出し、繰越控除を受けようとする年分においても再度の明細書等の添付がある場合に限り認められます。」とあります。

つまり、損を出した年は確定申告しなくていいということではなく、「損をしました、翌年に繰り越します」と申告しなければいけないということです。そして、通算したい３年間は確実に申告をしなければなりません。（つまり、ＦＸ取引をしている以上、損益に関わらず、毎年申告をしなければならないということ。）

ここで再注意として、儲けを確実に財布に入れている方は、税金分を別にプールしておけばよいので問題はないと思いますが、再投資をしてしまった方は、納税分を考えておかなければいけないということです。

「やった～、今月は100万円の儲けだ。年間で500万だ」とはしゃいでばかりはいられません。
その中には、20.315％＋社会保険料がかかることは忘れてはいけません。
合計すると３割は使えません。
しっかりプールしておかなければならないことになります。

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