そんな勝ち続けられるのか(57)

第57回 常勝は可能か

それは不可能です。
「当たり前じゃない」、「当然です」という声が聞こえます。
しかしながら、「僕は常勝しています」、なんて言う方がおりますが、
それは論理上あり得ない話です。

私たちのような一般庶民が稼ぐには、コツコツとやっていくしかない。
だからこそ、マイパターンが必要となります。

常勝ができないのなら、常勝に近い確率を見つけ出すことになります。
それは価格変動差の大小ではないでしょうか。

為替は1銭・・・・10銭の世界ですが、ほとんどの方は買った値を「より高い」ポジションで売ることを考えます。
きっとあなたもそうではありませんか。

私のスタンスはほとんど、そういうことはありません。
値幅は1銭です。それを連続して売買を繰り返す。

もちろん、「あ～ｱ、1銭で切らなければ、あの後10銭も上がったのに」と思うこともままありますが、今回のように、どんどん下がっていく場合には、値幅を多くとってしまうと残ってしまいます。
二、三日前でしたが、ストップロスが現在値の前後にたくさん集まっていましたね。

もちろん、一発勝負で勝負をかける方も多いと聞いておりますので、そういう状況になってしまうこともまま多いのだと思いますが、細く長く続けることが、最終的には納得できる資産が残ることになります。

信託でお金を預けると、今回は利益が出ていないから収益金は0とか、1000円(前月は5000円なのに)とか、月ごとに平気で言ってきますが、それはこんな状態で、他人のお金でトレードしているからなんだろうなと思ってしまいます。大きいところは、本当にいい商売、ご都合商売をしているなと、素人ながら、投資をすることによって、金融機関の内情を垣間見てしまいます。

100万を定期預金に積んでおいても、1年で(大手銀行で0.025％、ネット銀行で0.3％)3000円です。
FXで年間10万稼げば、10％です。これでＯＫということではありませんか。

大半の方は、もうちょっと、もうちょっとと売買を繰り返し、その10万円をなくし、100万円も割り込んでいってしまう。

欲が目標を見失わせてしまう。だから目標金額はしっかり設定し、それを達成したら店じまいをする方は懸命な方だと思います。

しかし、私もそれができない。だから「素人の素人による・・・・」なんですね。
次回、法人化を考えている方へのアドバイス。