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情報は一瞬で過去形となる(4) [マネー]

情報は必要ないのか。

もちろん、専門家の解説したものは、一応、読んだほうがいいです。
このときはなぜ上がったんだ、なぜ下がったんだ。
上がったのは、それはそれなりの理由があるわけで、そういう考え方を彼らはするんだということを知り得ます。私たち下流情報圏にいる者は過去の情報に振り回されるだけです。上がった後ろを追ったところで利益は出ません。

なぜなら、いろんな方の解説はすべて過去のものだからです。
そして、未来のことを決して確定した言い方、誘導はしていない。
例えば、こんな記事。
「週明け日の為替マーケットは、世界景気を
巡る警戒感から全面安となるなか、リスクオフにより、スイスフ
ランや日本円が買い戻され、新興国通貨や資源国通貨が売られる展開となった。」
(そうか、外国の人間はリスクオフと思っているんだ。)
とか
「日銀の追加緩和期待を背景とする日経平均の大幅続伸により、円安に振れる場面が見られた。」
(こんなに急上昇したのは、追加緩和期待か)
とか
「ドル円は一時119.49 円まで下押したものの、Dow平均が200 ㌦超安から下落幅を縮小
する中買い戻され、ニューヨーク クローズは119.93 円で着地。」
(なるほど、日中、ドル円は下がる一方だったのに、Dowが上がったから深夜買い戻されんだ。)とわかる。

これらはすべて過去の状況証拠を論理的につなげているだけ。明日からの、これからの、そして今から私のポジション取りを決める決定事項には、きっとならない。

「後塵を拝する」と言いますね。他人に先んじられて、砂煙ばっかりかぶって、いいことは何もない。
つまり、情報だけで自分を律することは難しい。自分が先人、先達にならなければならないということ。

情報を頭の隅に置いておき、並行感覚をもってポジションどりをする。
これはやさしいようで、なかなか難しい。

次回は、取引会社の選び方。




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